犬と人間の味覚の違い
ついつい欲しがると、私たちが食べているような食物でも、可愛い愛犬にはあげてしまいたくなるものです。
しかし気になるのは味覚ではないでしょうか。
私たち人間と犬の味覚は異なっているのでしょうか。
人間が食しても安全なドッグフードを口に入れてみると、感じることがあります。
それは味の薄さです。
実は犬の味覚人と比べると鈍く、薄いものを好んで食べる傾向にあります。
もちろん雑食ですので、いろんなもの食すことはできるのですが、味覚が鈍いため、人と同じようなものをあげてしまうと、塩分や油分の強いものを食べすぎる可能性があります。
ドッグフードが非常に雑多な味もしくは薄く感じるのは、こうした背景があるのです。
また、人間は柑橘系の物も好んで食べますが、犬は柑橘系のものを嫌う傾向にあります。
さらに穀物類は消化しにくい体質ですので、過剰にパンやご飯をあげすぎると、体調を壊したり下痢などを引き起こすリスクもあります。
味覚が鈍い分、飼い主が十分に考慮した、食事を用意する必要があるのです。
そこで、大切なことは愛犬に合ったドッグフードを選ぶことです。
幼犬ですとさらに味覚も鈍く、咀嚼も苦手ですので、十分に配慮してある幼犬用のフードをチョイスする、など工夫をしてあげましょう。