猫がドッグフードを食する影響
動物が大好きなご家庭では、犬や猫を一緒に飼育されている方も少なくありません。
そんな場合によく聞こえてくるトラブルがあります。
それは、猫が間違ってドッグフードを食べるトラブルです。
同じ動物ですが犬と猫ではまったく必要な栄養素や、消化器官などの身体の作りも異なります。
では誤って食べてしまった場合、どのように対処すればよいでしょうか。
少し食してしまった程度ですと、しばらく様子を見て、異常がなければ問題はありません。
一応ドッグフードも食べ物ではあるので、猫にとって毒になるものは含まれてはいないためです。
便や尿の様子だけ、念のため注意する程度で良いでしょう。
ただし、問題がないからとドッグフードを、猫に与え続けた場合はどうなるのでしょうか。
これは大変危険な行為ですのでおやめください。
猫にはタウリンが必要ですが、タウリンは犬には不要です。
自分で作り出すことが出来るため、ドッグフードにはタウリンは含まれていないのです。
一方のキャットフードはタウリン不足を招かないように、豊富な栄養素の１つとして含まれています。
タウリン不足は猫にとって重度の病気を招きかねませんので、お気をつけて餌を与えてください。
犬には犬、猫には猫のベストのフードがあるのです。